番号 | 013 |
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県市 | |
基本情報 | |
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総評 |
四季の宿 花渕荘
鳴子温泉では珍しい単純温泉だが、成分的には「炭酸水素塩泉」に近い。
大量の湯の花が舞う泉質は、中山平どころか鳴子温泉としても非常に珍しい。
一般的に湯の花は「白や黄の硫黄泉分」が殆どだが、中には太古の木が地中(源泉)にあって、それが削れ、溶け出すように湧出する場合があり、ここも恐らく古木由来の湯の花と思われる。つまり、全国的にも珍しい泉質だ。
だが、一般的な湯の花とは異なることから、「ゴミ」と思われることも多いのが難点。
湯の花と分かっていても、黒や茶の物体が湯中に舞っていると不衛生っぽく感じてしまう人がいるのは仕方ない。ということで、潔癖症にはオススメしにくい。
逆に、それが気にならないなら、希少泉質を楽しめる選ばれた人ともいえる。
花渕荘の魅力は、さっぱりとした泉質。
塩化物泉は保温効果がある為、夏場に入浴すると湯上り後もなかなか汗が引かないことが多いが、花渕荘の泉質は湯上り後も非常にさっぱりしている。
また、露天風呂は完全源泉かけ流しとなっており、温泉通にも嬉しい。
つまり、夏にオススメ。
硫黄やべたつき、乾燥しやすい泉質が多い鳴子温泉郷で温泉巡りを行う際は、花渕荘を最後に入浴することで、さっぱりとして帰ることが出来るだろう。